2017.12.14(木）バイク乗りに告ぐ
とある名もないバイク乗りに告ぐ。
君が店を持つ事を、
俺は待ってる。
他に行く店が無いから行くんじゃあなくて、
順列組合せで行く店を決めるんじゃあなくて、
行きたいから行く店に、
行きたい。
多分、まだ君はバイク乗りなんだろうと、
思いたいから。
個人事業主か否かは、
どーでもいーんだ。
上等な酒呑み空間を提供出来る優秀で付き合いの永いバーテンダーの居る店じゃあな
最高速が何キロだとか、
バカな４輪をどーしたとか、こーしたとか、
そういうバカな話を、
酒呑みながら話せる店に、
長野のクソ田舎でも行きたいだけ。
バイク乗りでなければ、
解るまい。
来年50だけど、
俺は未だにそういう走りをしてるよ。
止めたいけど、
これ以上の快楽が見つからないから、
未だにそういう走りをしてるよ。
生活の糧とか、
前の店のオーナーの心意気を継いでるとか、
雇われ身分なのに個人事業主をディスるとか、
そんなのどーでもいい。
君はまだバイク乗りの会話が出来るのかい?。
問いたいのはそれだけ。
せめてバイクに乗る時くらい、
解き放たれたいと思って今でもバイク乗ってるのかい?。
もう乗ってなくても、
バイクでしか気分が晴れない人種の気持ちが、
解るま「側」に居ると思っていたい俺は、
寂しい独りぼっちなのかい?。
経済的・営業的に、
費用対効果に見合う行為だけが正しい評価を得られる人種とは、
違う世界に、
まだ居るのかい?。
俺は、
まだ片足をそういう世の中に置いてるよ。
もうすぐ片足すら置けなくなって、
居場所自体が無くなるボーダーラインに立ってるけどね。
俺の居る場所は、
もう無いのかな?。
この先は一生我慢と仮面を被って生きていくのかな?。
君に言ってもどーしよーもない事は解ってるけど、
そうなのかい?。
