2013.9.19(木) 延命措置はしない

午前中会社休んで親父の病院へ。
親父は相変わらず昏睡状態。
肝臓悪くて肝性血症を起こして、
それで寝たまま起きない。
点滴で栄養と薬を採ってる。
心電図は安定してる。
総合病院に転院すれば意識戻る治療が可能かもしれないし、
この病院で体中パイプだらけにして機械によって生かされてるようにする事も可能。
でも全てしない事にした。
意識が戻っても認知症は治らない。
総合病院に転院しても、
首から下が落ち着いたら退院させられちゃう。
老人ホーム戻っても、
また悪くなって入退院の繰り返しになるだろうから。
肝臓は肝臓ガンになってる可能性があるが、
治療する価値があるかどうかという問題がある。
そして多分治療しても治らないだろう。
意識があると、
認知症とはいえ当人も辛い思いし続けなければならない。
俺が客観的に見て、
延命措置をしない事に決めた。
兄貴には事後承諾。
何で俺が一人でこんな自業自得な親父の生命維持について決めなきゃならないのか腹立たしく、
そしてプレッシャー。
認知症や肝性血症は俺のせいじゃないけど、
脳挫傷が肝性血症の影響を大きくしてる可能性があるとか。
少しは罪悪感もあるけど、
何で俺が罪悪感に苛まれなきゃならないんだ？！っていう不快感の方が大きい。
葛藤。
そして葛藤を抱えなきゃならない事への腹立たしさ。
こんな気持ちを抱えながらの延命措置不要の判断を下す。
何で俺が？！という思いが頭から離れない。
このまま昏睡から目覚めなければ、
点滴で生き永らえるのは数週間。
血圧下がったり人口呼吸器の世話になり始めたら最後が近い。
全ては寿命だと「俺が判断」して事を受け入れるしかない。
頭がおかしければ命を見捨ててもいいのか？総合病院に転院して意識戻るのを待ってみるべきでは？
という考えもあるだろう。
それをしないのが罪ならば、
その罪も受け入れなければならない。
遠方の兄貴は所詮事後承諾。
動くのも判断するのも罪を背負うのも俺一人。
相談も出来ない。
孤軍奮闘しても得るものもない。
会社の上司が今後の仕事のローテーションを、
緊急事態になってもすぐに対処出来るようにしてくれた。
気遣いはありがたいが、
主力から外される事が残念でならない。
これら全てひっくるめて「親父の寿命だから」と自分に言い聞かせるしかない。