日の丸も、五輪の旗も見当たらない聖火リレー。
聖火周辺で目につくのは中国旗ばかり。
チベット旗を持った少数の日本人も聖火を追って移動していたが、
その彼らの中には日の丸も一緒に持っていた人もいた。
一般の地元民よりも、抗議活動してた人達の方が日の丸多かったのは間違いないな。
「ナショナリズムの台頭」なんて言葉があるが、
その国の常識を上回るナショナリズムを振りかざす行為って、
中国ではそれこそが常識なのだろうと思いざるを得ない。
海外で日本人旅行者がバカをやるのとは訳が違う。
彼らは留学生であり、日本の事を勉強して、旅行で一時的に訪れているのではなく、
日本に住んでいるのだ。
戦前戦中に日本に支配されていた頃を知ってる年寄りではなくて、
頭も柔軟な10代や20代の若者なのだ。
見た目も日本の若者と変わらず、
我々日本人と同じテレビや新聞や雑誌を見て、
日本人と同じくらいインターネットもやっている連中なのに・・・
思想教育って恐ろしいとつくづく思った。
彼らの聖火リレーでの判断能力の無さを見ると、
もう彼らは変わる事は出来ないんだろうと思ってしまい、
哀れにすら思う。
そんな世界の中で我々日本人は生きているのだ。
