倉敷市のホテルをチェックアウトして、駐車場でバイクに荷物積んでたら客のオッサンに話し掛けられた。
オッサン「どこから来たんですか?」、
俺「長野県です・・・」。
オッサン「遠くからですね。なかなか渋いバイクですね」。
俺「渋くはないですよ。古いバイクですけど」。オッサン「へー、古いんですか?」。
俺「21年前のバイクですから」。
オッサン「じゃあ昔はブイブイ言わせてたんですね」。
俺「いや、ずっとコイツでブイブイ言わせてますよ」。
そんな会話を地元民として、倉敷市を発つ。
倉敷市や岡山市や、その他の岡山県内の景色は、
神戸や明石や姫路とは全然違い、
やはり長野県とあまり変わらない気がする。
遠くに来てる気がしない。
朝から天気が怪しいが、多分降らなさそう。
昨日は190キロくらいしか走ってないのにあんなに時間かかったので、
やはり国道2号線で兵庫大阪京都を抜ける最短距離ルートは避けたい。
が、手持ちの地図は京都と兵庫の東側までしか載ってない20年前のロードマップ、
岡山兵庫の道がよく分からん。
ノートパソコンでグーグルマップを見ると、
鳥取に出て日本海沿いから福井に向かうルートは距離がありすぎる。
国道2号線より北を、少しづつ北上しながら東に向かう。
目標は初日に泊まった福井市。
ドコをどー走ればいいのかはウロ覚えで走りだす。
まずは京都府舞鶴市を目指すが、
京都どころかなかなか岡山を出る事も出来ない。
姫路や神戸に南下しないよう注意しながら、
間違って鳥取に行ってしまわないようにも注意。
昼頃からの峠超えでは雨の予兆もあり、
また昨日お会いした方から島根県が雨という情報も頂き、
とにかく道がよく分からないが先を急ぐ。
濡れるほどではないが雨粒が当たる時もあり、
舞鶴に着いてから宿を探してると雨に降られる予感がしてきた。
宿も、すぐに見つかるとも限らないし。
ってか福井入りは時間的に難しい。
時間もそうだが、雨には絶対降られたくない。
カッパはあるが、バックとグローブとブーツの防水対策は不完全だし、
パソコンを胸から下げてるので雨は絶対に避けたい。
びしょ濡れになってから現地で宿探しするのも避けたい。
割り切って京都市を目指して名神高速に載って滋賀県の多賀SAに行く事にした。
名神に乗るまでの道も現地の方面看板頼り。
名神以外の高速も知らないから、京都市方面に行く高速のインターが有ったら迷わず乗る事にする。
多賀SAには有料の休憩施設があるのだが、
大広間の仮眠施設なので利用料金は七百十余円と安い。
安い分は高速代で帳消しみたいなもんだ。
京都縦貫道で800円使い、京都市内はすり抜けすり抜けで通過して、
京都東ICで名神高速に乗るも、ICから大渋滞。
しかしすり抜けしてたら30分と走らず流れ出したのでラッキー。
交通量は多いがそこそこのスピードで流れているので、
名神高速に乗って1時間ちょっとで多賀SAに到着。
SAで食事して、休憩施設の風呂に入り、ノートパソコンでレスと巡回。
雨は結局降らなかったが、
明日もルート選定によっては雨に降られるかもしれない。
全線高速使って帰るのは最後の手段で、
極力下道で帰ろうと思う。
さて・・・どーなる事やら?