オヤジに運転をさせない為には、
もうオヤジ名義の車を処分するしかないと思い、
成年後見人制度を使う事に決めた。
どこまで認められるかは分からないが、
もうそれしか思い付かない。
ネットで調べたところ、
まずは市役所の地域包支援センターに相談した方がよさそうであったが、
俺の予想通り時間の無駄だった。
ネットで分かるような制度の説明のみで、
書類とか用意するもののアドバイスとか一切無し。
「地域包括支援センター」と名称は立派だが、
要は市役所の高齢者福祉課の中にあり、
市の保健センターの保健師同様なーんにもできゃしない。
「時間の無駄」以外の形容詞が思い付かない。
家庭裁判所に行って制度の説明と申請書類をもらうも、
やはり俺一人では無理そう。
特にオヤジ当人の協力がまず得られないので、
オヤジをよく知ってる弁護士に相談する事にした。
今日は無理なので、
明日弁護士事務所に行くアポを取った。
なので明日も有給取るんだが、
とってもやれやれな気分にしかならない。
今日出来る事はここまでとなり、
漫画喫茶で夕方まで時間潰そうと思ってたら、
叔母さんから電話が。
先ほどオヤジと精神科の通院に同席して、
免許の剥奪が可能そうだという連絡だったが、
話を聞いてると以前に俺が警察に問い合わせして「ああ・・・こりゃ無理だ」と断念した方法みたいだった。
精神科医に診断書を書いてもらって、
それを持ってオヤジと一緒に警察署の免許課に行って・・・無理じゃん。
午後に俺と叔母さんだけで精神科に行って診断書書いてもらったが、
叔母さんが診断書のコピー持ってオヤジに「これから警察署行こう?」って言ったら、
怒って診断書のコピー破いてしまった。
その後に俺と叔母さんだけで警察署の免許課に行ってみるも、
やはり最終的にはオヤジ当人が免許課に来なくては剥奪手続きが出来ない。
免許課で事情を説明して診断書を見せたら、
俺や叔母さんに関係なく当人に呼び出しをかけてくれた。
明日オヤジは警察署の免許課に行ってくれる模様だが、
どうなる事やら。
まあ診断書の内容だけで、
オヤジが認める認めないに関係なく
「免許は与えられません」という答えが出てるんだがね。
明日どうなるにせよ、
叔母さんには感謝。
ただし明日オヤジの免許がどうなろうとも、
成年後見人制度の申請は進めるけどね。
気は、まだ全然抜けない。