主にランドセルの匿名寄付について、
朝の某ワイドショーで取り上げてた。
相変わらずテレビマスコミは薄っぺらいなあと思った。
アメリカじゃ寄付が当たり前なのに日本では寄付文化が根付いてないとか、
名乗り出ればいいのにとか、
どうせ匿名ならばタイガーマスクでなくてもいいのでは？とか。
ニュースソースが活字メディアからのバクリまくりだから、
なぜタイガーマスクじゃなくて伊達直人なのか？とか、
伊達直人を名乗る理由が「漫画の中で孤児院出身の主人公が中で孤児院に寄付をしてるから」と表面的な事だけしか報じない。
せめて物語くらい調べたらどうだ？。
漫画の中で主人公伊達直人は金持ちを装って孤児院に寄付をすると同時に、
正体を明かさないままタイガーマスクとしても孤児院を応援している。
自分が裏切った闇のプロレスラー養成組織「虎の穴」からの刺客と戦いながら、
「虎の穴」の魔の手が孤児院に及ばないように、
一人でリスクを背負って善意をおこなってるんだよ。
今話題になってる全国の伊達直人は、
多分当人も恵まれていない立場なのではなかろうか？。
決して金持ちや権力者ではないから「伊達直人」を名乗っているのだと思う。
こんな世の中だし、
自分自身も決して力がある訳ではないが、
恵まれていない子供たちを応援したい人達がいるんだよっていう事を伝えたかったのではないかな。
アメリカの有名俳優や政治家は確かに寄付とかバンバンやってるけど、
今の日本で有名タレントが孤児院にランドセルを寄付したところで、
その善意善行は伝染しないでしょ。
芸能界の中で次から次に伝染する事も、
一般人に伝染する事もあり得ない。
ドラえもんやピカチューや、
ウルトマランや仮面ライダーを名乗ってもこんなに伝染しなかっただろうね。
漫画「タイガーマスク」の「伊達直人」を名乗ったから、
今に至ってるんだと思う。
俺は最初は、
「金持ちや経済的に余裕がある人達の中にも身銭を切って寄付行為をする人がいるんだな。
貧富の差が広がった世の中だけど、
世の中まだまだ捨てたもんじゃないな」って思ってた。
でも今朝の薄っぺらいワイドショーを見て、
もう少し深く考えてみたら、
昨今の「伊達直人」は必ずしも金持ちや経済的に余裕がある人達とは限らないのでは？と思うようになった。
持たざる者がこうなんだから、
金持ちや権力者や有名人など「持てる者」が、
そのポテンシャルを駆使して寄付などの無償の善意善行をおこなう世の中を望む事は・・・難しい世の中なのでしょうね。
