風神様のブログ

ガラホとノートPCで毎日日記書いてます。毎日♪愛車は30年以上乗り続け35万km以上走ってるバイク'88CBR250R。酒とバイクと中島みゆき(笑)で構成されてる独身50代のバイク乗りが、一期一会を大事に思って日記のコメントにレスする事を目的に、ウェブリブログ・グリー・ヤフーモバゲー・はてなブログ・SSブログで同じ内容の日記をupし続けてます。ブログ歴は20年くらいで、SNS並みに俺の生存確認アイテムになってます。二日以上日記がupされなかったら、バイクで事故ったとでも思って下さい。

2011.11.9

仕事で尋ねたお宅で出てきたおばあさん、
60前後だと思うのだが、
話しが全然噛み合わない。
噛み合わない以前に、
会話のキャッチボールが成立してない。
要件を言う事すらままならない。
訳の分からない事ばかり言う。
多分こちらが何を言ってるかも理解出来ないのだろうが、
当人の頭の中では明確に現状把握が出来ていて、
現状に対して必要な対応をしているのだろう。
足腰も元気で、
身のこなしもしゃべり方も老人特有の不自由さは見当たらない。
よく「電波」とか「キチガイ」とかって形容するが、
それとは異なる感じがした。
当初は俺も会話のキャッチボールを試みたが、
こっちの言う事を聞かないししゃべらせてももらえない。
俺を誰かと勘違いしてるし・・・、
異常な事は挙げればキリがない。
もしかしたら加齢は関係のない精神障害なのかもしれないが、
「あ、この人おかしいんだ」って悟ってからとっさに思い浮かんだのは「認知症」。
用を成さないので波風立てずに退散する事にしたが、
会話をキチンと終了させてから立ち去らなければならない。
会話をぶったぎって無視して去ると騒ぎになりかねないので、
発言の切れのいいところで「これで失礼します」と去る。
正直、怖かった。
この人に危害を加えられるのではないかって恐怖じゃなくて、
人間って五体満足でも頭がこんなになっちゃうんだって恐怖と、
自分の痴呆親父の奇行を抑え込む時の腕力対応が思い出されて怖くなった。
このおばあさんも俺の痴呆親父も、
頭の中では明確に状況把握が出来ていて、
正しい状況判断と対応が出来てるのだろう。
俺の痴呆親父の場合、
反論や腕力を振るわれても、
自分は正しくて揺るぎないから、
自分の言動や判断に疑問や改心はあり得ない訳なんだろう。
もっとも俺が痴呆親父を抑え込むのは改心とかを求めてるんじゃなくて、
その場の奇行から逃れるためだけなんだがね。
腕力で物事が解決するなんて思ってない。
それを何度説明しても、
俺が何を言ってるかすら理解出来ない痴呆親父。
本人の頭の中では認識と理解が明確に出来てる状況があるので、
「同じ物事を見聞きしても、脳ミソには違うものが映ってる」という事。
言葉が通じない事よりも、
救いがないなあと思う。
どうしようもない事なので、
考えても仕方ないのは分かってるけど、
ため息が出ちゃう出来事だった。