昨夜の話。
居酒屋の次に呑みにいった店の娘が、
東北の被災地へ二度ボランティアで行ったのだと聞いた。
呑んだり泊まりツーリングしたりする金の1〜2回を我慢して、
その金で週末ボランティアバスツアーくらい参加してみようかと考える事はあるのだけど、
俺がネットで調べる時には定員に達してしまって募集終了してるものばかり。
俺の募金額なんて、
被災者の数で割ったら一人一円分にもなりゃしない。
昨年のゴールデンウィークに福島ツーリングに行ったけど、
津波の被災地には行けなかった。
放射能が気になったからではなくて、
交通規制があったからでもなくて、
どんなに崇高な考えであったとしても俺みたいなレベルの奴は冒涜にしかならないから足を踏み入れちゃいけないと思ってしまって行けなかった。
もちろん被災地見物や被災地観光気分ではないし、
「せめて見ておかなければいけない」とか「マスメディアだけで見て知った気になってちゃいけない」っていう自己批判があるのだけど、
未だに行けないでいる。
俺の周りで被災地にボランティアに行ったという普通の人って、
この娘が初めてだった。
地元の経営者の集まりで炊き出しに行ったという話は、
参加したスナックのママから聞いた事はあるけど、
炊き出しの機材や食材や人員を用意して被災地に行ける時間とお金と労力を割ける余裕がある人達の話は、
正直に書くけど「今の俺には上等すぎて出来ない事」だからピンとこなかった。
で、昨夜呑み屋の娘の話を聞いて、
頭が上がらないなあって思った。
頭が上がらなさすぎて、
具体的な活動内容も聞けなかった。
俺の頭から出てくるのは「俺には何も出来ない」という事ばかり。
世の中俺より不幸な人なんて沢山いるから、
自分を不幸だとは思わないけど、
不安定な仕事や痴呆親父の事などで日々心が折れそうになり、
他人の手助けなんて出来なくて自分の事で精一杯の日々だから、
せめて酒呑んだりバイク乗ったりして憂さ晴らししたい。
せめて「人はパンのみにあらず」くらいは言いたい。
でも呑み屋の娘の話を聞いて、
俺なんかまだまだだなあって思う。
まだまだ我慢出来る・・・かな?。
我慢はキツいから、
せめて今年のゴールデンウィークに東北3県にツーリングに行って、
せめて微銭でも落としてこようかなあ・・・。
長野も早く被災地瓦礫受け入れればいいのになあ。