昨夜、母方のお祖母ちゃんが亡くなりました。
亡きお袋の実家はお袋の弟が継いでいて、
お祖母ちゃんは10年ほど前から施設に入っていて、ここ10年くらいは会話する事も会う事もほとんどなかった。
施設に入る前の耳がかなり悪かった頃にお祖母ちゃん家に行って会話したのが、
マトモに会話した最後だった。
その後は何度か施設と病院で会う事はあったけど、
もう俺の事なんて解らなくなってたみたいだし、意識も遠くて会話らしい会話も出来なかった。
通夜で見たお祖母ちゃんの姿は結構変わってしまっていた。
96歳、大往生というのかもしれんけど、
俺の中のお祖母ちゃんの姿は元気だった時の姿のままで、
つい最近のように思えてしまう。
バイクの後ろにお袋を乗せてお祖母ちゃん家に行った事や、
お袋が亡くなって間もない頃に拾った迷い鳩を預かってもらいに行った事もあった。
お祖父ちゃんが亡くなって一人暮らしになった時にバイクで顔を出した事もあった。
営業の仕事中に街で偶然に病院帰りのお祖母ちゃんに会って、
仕事中なのに営業車で家まで送った事もあった。お祖母ちゃん家から歩いて30分くらいの山奥で仕事サボってたら、営業車が雪で動けなくなってしまい、
お婆ちゃん家にシャベルを借りに行ったなんて事もあったな。
全てはまだ元気だったお婆ちゃんの姿が思い出される。
その時の会社はもう辞めてしまったけれど、
あの時のバイクはまだ乗り続けてる。
15年以上前の事なのに、つい最近の事のように思えてしまうのは、
まだ同じバイクに乗り続けてるからだろうか。
明日、お婆ちゃんはお骨になってしまう。
俺は納棺にも出棺にも立ち会わなくていいそうなので、
さっき通夜で見たお婆ちゃんの姿が最後になる。
なんか複雑な気持ちです(´・ω・`)