2016.8.17(水）気がかり……馬鹿親父の呪縛

お盆休み中に家の電話に着信。
家電なんてセールスばかりだから無視。
留守電を聞くと２年前に死んだ馬鹿親父の、どうも同級生っぽい。
確証はないんだけど、高校生以外の同級生の可能性が高い。
留守電のメッセージの中のキーワードと、亡き馬鹿親父が残した遺品のアドレスみたいなヤツの、点と点を結ぶと、どうやら同級生みたい。
晩年は嫌な思いをさせられたので、限られた身内だけで小さな葬儀をして、亡くなった告知も殆どしなかった。
亡くなった告知は、心情的には労力注いでまでしたくもなかったし、残された遺品からはしようと思っても出来なかったし、馬鹿親父のコミュニティでは必要性も感じられなかった。
死後に届いた郵送物には、ダイレクトメールに至るまで全て対処した。
家電へのセールスかオレオレ詐欺か間違い電話か分からん留守電は、無視。
馬鹿親父の知り合いらしい留守電は、こちらから連絡し直す事が不可能な断片的な自己紹介ばかり。
でも今回の電話は、こちらから電話し直す事が可能。
先方は、馬鹿親父が２年前に亡くなった事を未だ知らない。
連絡すべきか？線香あげに行きたいって言われたら、対応するのか？。
正直「したくない」。
あちらは馬鹿親父のどうしようもない晩年なんか知らない。
いろいろ問われたら、馬鹿親父のどうしようもない晩年を説明するのか？。
俺が物心ついた時点で既に酒乱で、いつから酒乱が認知症になったのかも分からなくて、そもそも発達障害があったのかもしれないくらい基地外言動があった馬鹿親父の晩年を、
招かれざる来客に説明すんのか？。
それら全て労力と時間使ってまで、やる価値あるのか？。
このまま無視したいんだけど、向き合って対処して終わりにしたい気持ちもある。
馬鹿親父の呪縛を後腐れなく断ち切りたい。
死後２年、もう呪縛からは解き放たれたと思ってたのに、思いもよらぬ留守電で気がかりな事に。
「クッソー馬鹿親父め！」なんて恨んでも何も変わらない。
ただ、呪縛。
囚われるのも、解き放たれたるのも、自分次第。
……お盆に、嫌なものを残していきやがった。
酒呑まないと平静を保てないよ。
(；-_-)=3