ドラマ「神戸新聞の七日間」を見た。
震災当時、
俺は地元の市町村の新聞社で広告営業をやってた。
新聞社といっても親族経営の零細企業で、
出してる新聞も週一回のタブロイド紙だ。
県ローカルの日刊紙ですら雲の上の新聞社で、
事件報道とか新聞ジャーナリズムとかとは無縁のミニコミ紙に毛が生えたような「名ばかり新聞社」とでもいおうか。
でも記者と名の付く連中は勘違いしてる連中が多く、
しかも働かなくても記者というだけで俺ら営業より高給で、
そのしわ寄せでサービス残業が月100時間に耐えられなくなって、
10年目に我慢出来なくて辞めた会社だ。
創業者の会長の息子のニ代目社長が、
後ろ足で砂をかけるように辞めようとしてる俺に「君にも記事を書かせてあげるから考えなおしてくれ」
と一年間も慰留を求められた事があったのだが、
ドラマを見て思い出したのはその会社のそういう低レベルさではない。
編集にバイトで入ったばかりの奴が、
震災地にボランティアに行きたいからバイト辞めると言い出した。
すると記者と名の付く連中を始めとした編集や経営陣が、
本人がいないところでそのバイトの陰口を言うわ言うわ。
確かに変わり者で扱いずらいバイトではあったが、
営業の連中からだけは陰口を聞かなかったっけな。
ドラマを見て、そんな事を思い出した。
・・・ドラマの感想はね、
主役キャストは櫻井翔君でも誰でもよかったのかな?と。
どうせジャーナリズムに酔ってるオナニー物語だろうと思って見たが、
これは俺が思っている程のオナニー物語ではなかった。
ではなかったけど、
新聞出すのに苦労や苦悩したのは記者や編集や配達員だけじゃないと思うのだが・・・まあ長くなるから、
いいんじゃない?単発ドラマならあんなもんで。
以上です。