2013.10.16(水) バカ酒
今朝の朝礼で
「今年度の正社員登用試験受ける人はいますか？」
と上司。
酒で自業自得の痴呆親父が精神科病棟に入ってるのに、
絶対に転勤を伴う正社員になんかなれるハズもない。
毎年百数十人が受験して数人しか受からない登用試験に八年連続で受け続けてきたけど、
今回は自ら受けない事にした。
正社員になれるチャンスがあるから入社以来頑張ってきたのだけど、
今年度は自ら受けない事を選択せざるを得ない。
親父が介護度４で精神科病棟に入ってるのに、
絶対に転勤を伴う正社員になんかなれる訳がない。
朝礼では上司も気を使ってくれて「○○君……受ける？」と聞いてはくれた。
「……今回は受けません……」と俺。
相変わらず仕事が忙しくて、
朝礼なんて数分間。
登用試験の話しなんて数十秒。
その数十秒で今年度の俺の方向性が決定する。
仕事は容赦ない。
でも俺の気持ちはくすぶったまま。
酒で自業自得の痴呆親父の為に何で俺が？！
という腹立たしさがおさまらない。
業務中は仕事に集中してるからそんなでもないけど、
終業すれば腹立たしさがハンパない。
あまりに馬鹿馬鹿しい！
今夜は親父の金で酒呑む事にした。
やけ酒じゃない。
明日も仕事が立て込んでるから、
二日酔いになってる余裕はない。
馬鹿馬鹿しさからくる腹立たしさをおさえるための酒代を、
今夜くらいは親父の財布から出す。
やけ酒じゃなくて、
馬鹿馬鹿しさを晴らす為の「バカ酒」だ。
彼女も友達もいない。
今夜くらい親父の金でバカ酒を呑んでも罰は当たらないだろ。
ひとりぼっちじゃ、
何かでストレス発散しないと心が壊れてしまうよ。
バイクで発散すると命に関わるけど、
酒ならば金さえあればその場しのぎにはなる。
明日は何事もないかのごとく仕事するから、
今夜は親父の金でバカ酒を呑む。
……彼女いればなあ(´TωT`)ゥゥゥ...
