2013.11.19(火)　最悪の一歩出前

今日、
認知症親父の入院してる精神科病棟の主治医と面談。
結果、
退院する事となった。
理由は
「入院による内科的治療の急を要する必要性を脱した」
から。
「暴れて騒ぐ可能性は低くなった」との主治医の見識を持って老人ホームのケアマネに、
「退院して、引き続きこの住宅型老人ホームでお世話になる」
及び
「一旦退院をして、お試し的に数日を老人ホームで過ごして、暴れて騒がないであろう事を確認してみる。確認出来たなら、引き続き今の住宅型老人ホームでお世話になり続ける」
を提示してみた。
ヘルパー等の現場との検討の結果
「等施設では無理」
との回答。
暴れて騒ぐ認知症の親父、
間もなく精神科病棟を退院させられて、
行くところが無い。
順番待ちの特別養護老人ホームを、
かたっぱしから手続きして、
数百人の順番待ちの最後尾にエントリーして待つしかない。
病院も市役所も、
今の老人ホームのケアマネージャーも、
施設の斡旋や紹介をしてはくれない。
情報やアドバイスは
「具体的に聞けば教えてくれる」
けれど、
現実的には俺が独力でイチから探して段取りつけるしかない。
今、
会社は一年で一番忙しい。
そんな中で、
明日から仕事休んでアチコチの施設回りをする事にした。
俺は正規雇用を目指す契約社員だから、
年度末の契約更新でお役御免の可能性がますます高くなった。
今年度の正社員登用試験自体を
「認知症親父の件で受けない事に決めた」
ばかりなので、
もう雇用継続を楽観的に考えられる要素が限りなく０になった。
そんな俺の現実に関わりなく、
認知症親父の行き先は確保しなければならない。
受け入れ先施設が無いので自宅介護なんて事になれば、
仮に来年度も今の会社で契約社員で働き続けられたとしても、
介護の為に働く事自体が不可能なので会社辞めなきゃならない。
この、
酒で自業自得の認知症親父の為に俺の人生を棒に振る訳にはいかない。
入居可能な施設があったならば、
どんな施設であっても入れなければならない。
例えそこが本人にとって辛い施設であっても、
それは自業自得だから受け入れてもらうしかない。
もっとも、
もうそういう判断力も当人には無いのだが。
もう心が折れそうだ。
でもやらなきゃならない。
もう腹立たしさも起きない。
やらなきゃ、
俺が倒れてしまう。