2014.3.18(火) 無駄ではない苦労や苦悩

お袋の墓参りして、
いよいよ土地家屋の相続について手をつけ始める。
が、
今日１日で相続手続きが終わる訳ない。
親父の口座関係の事も、
まだ手続きに入っただけ。
兄貴とは相続の「何」を「どうする」かは決めた。
兄貴は俺に引け目があるから、
ハッキリ書くと「俺の取り分がかなり多い」。
ただし手続きは全て俺がやらなきゃならない。
もちろん一生遊んで暮らせる遺産なんか親父は残してない。
俺は全て使わずに取っておくだけた。
今日の夕方に兄貴は三重県に戻った。
俺の忌引き休暇は今日までだが、
あと２日間は一般有給を取る事にした。
当然あと２日間で全て終わる訳じゃなく、
平日にしか出来ない急ぎの用事に２日間を当てるだけ。
今後も、
たまーに平日に休まなきゃならない事があるだろう。
夜や週末でいいからやらなきゃならない事はいくらでもある。
全てやらなきゃあならない。
レンタカーで兄貴を長野駅まで送って、
レンタカー返却して、
急いで帰宅して葬儀会社への支払いして、
これでやっと家に一人となった。
一週間のポーカーフェイスをやっと終える事が出来る。
久々に一人でボーッとしてたら、
親父の葬儀で久し振りに会ったイトコから電話。
伯父さん伯母さんとうまくいってなくて、
かなり前から俺に相談をしたかったんだって。
参考までにウチの親父と俺との間に何があったかなどを正直に話したり、
電話口で泣くイトコに「泣いたっていいんだよ」とか言ったりした。
話を聞いたり俺の経験を話してあげたりする事が、
今の俺には何よりもありがたかった。
向こうは「やっと休めるようになったのに、こんな事相談して申し訳ない」とかって恐縮してたが、
全然そんな事ない。
こんな俺でも役に立ってるかもしれないっていうだけで、
俺はよかった。
この一週間ずーっとポーカーフェイスだったから、
こんなに感情を出せて楽になった。
それよりも誰かの役に立てた事が何よりもありがたい。
自宅介護を経験しないまま親父が亡くなった俺は、
実の両親や義理の父母を自宅介護してる人に比べたら幸せな方なんだと思ってる。
悩みの内容は似て非なる事だけど、
イトコも大変なんだと思った。
気持ちが凄くよく分かった。
馬鹿親父との経験が少しは誰かの役に立つのなら、
苦労や苦悩も駄ではないのだろう。