2013.5.14(火)　あともう少しだ

仕事を中抜けしてアル中痴呆親父の入院する病院へ。
先週に仮契約を済ませている有料老人ホームのケアマネさんや職員さんが病院に出向いての面談。
でも当人はこの面談がどういう事なのかも分からなくて、
俺との確執の原因が俺にある事や、
自分は正しい事をしてるのに俺がオカシイって事を、
脈略無く話し始める始末。
まあケアマネさんや老人ホームの職員さん達はプロだから、
こんな言動にいちいち対応なんかせず、
客観的に「どんな症状なのか」などを見ていたのだろうがね。
俺も聞かれた事に客観的に答えるだけで、
当人と会話は一切しない。
必要な事をコンパクトかつ最大限に話して、
出来る限りこの面談を最小時間で終わらせて仕事に戻りたいだけ。
30分ちょっとで面談は終了。
病院もベッド数に余裕の少ない救急指定病院だから、
単なる痴呆を長々と入院させ続ける訳にはいかないのだろう。
早く退院して次の福祉施設に移ってほしいのが当たり前。
だから面談には担当看護婦さんや病院のソーシャルワーカーさんも同席。
当人は頭じゃなくて体調が悪い事をアピールするが、
酒やら痴呆やらで体調が悪くなってる事が想像もついてないから話しが噛み合わない。
俺に殴られたから云々とか、
今はそういう話しをする場じゃないし、
体調悪いのは痴呆や不摂生が原因だろうとの医者の診断も出てるし、
入院してからの半月間も心を落ち着かせる薬しか出されてないのだけど、
現状を説明されても理解も出来ないし、
説明をされたというエピソードも記憶出来ない。
「話を聞く」や「理解をする」や「学習する」という能力が無いから、
コミュニケーションが取れてるようで実は取れていない。
これで歩くのがおぼつかなくて、
頭がふらふらするとか言ってるのだから、
もう施設に入るしか選択肢はあり得ない。
当人は金持ってるし、
幸運にも有料老人ホームに空きがあって、
毎日食事が出て福祉サービスも受けられるのだから、
当人の為にも早く施設に入ってくれや。
これは俺の為でもある。
病院の好意による不安定な入院よりも、
福祉施設に腰を据えて入所する日常に早くなってほしい。
そうなったら、
俺も心底安心出来る。
今俺は家で一人だから台所も風呂も普通に使えてるが、
この不安定さは精神衛生上よろしくない。
あと少し……あともう少しだ。