東京五輪の誘致活動してるね。
IOC委員が来てプレゼンとか接待とかがニュースでやってた。
でもね、
そもそも都知事が「経済効果があるから五輪やろう」みたいな事言って、
IOC委員に見せるように行政が市民を動員して「ホラ市民も盛り上がってるでしょ」っての、
おかしくね?。
御開帳で賑わってる善光寺だけど、
地元行政や観光団体や観光業者が、
観光客を呼ぶ為に世界遺産にしよう!とか言ってるんだけど、
それもなんか違くね?。
五輪も世界遺産も、
そもそもそういった欲求の為にある訳じゃないでしょ。
「そりゃ理想はそうだけど、現実はねえ・・・」としたり顔で言う人間がいるけど、
そんな事分かった上で違和感があるって思ってるんだよ。
何事にも理想と建て前はあるけど、
前記のような考え方を公言するくらい建て前と理想が逆転しちゃったら、
そもそも五輪とか世界遺産とか意味ないんじゃないの?。
「オリンピック」や「世界遺産」なんて看板使わず、
金だけ集めりゃいいんじゃねーの?。
金融経済と実態経済なんて言葉が定着しちゃった現代なら、
ホリエモンみたいな人間に頼めばいくらでも金なんて集まるべ。
「いい事するには金がいるんですよ」ってのと、
「いい事すれば金になるんですよ」ってのは相反するくらい違うでしょ。
話を五輪に戻すけど、
東京五輪に好意的な人に長野五輪をどう捉えているのかを聞いてみたい。
冬季五輪と夏季五輪は違うって言う人がいるけど、
「いい事するには金がいるんですよ」ってのと、
「いい事すれば金になるんですよ」ってのは冬季も夏季も一緒でしょ。
金で演出された理想(五輪精神)を信じて、
行政が演出した盛り上がり(市民による誘致活動)を信じて、
祭りの後は悪い面など存在しなかったかのように世論(10年以上経つのに長野五輪を悪く言ってはいけない雰囲気)が作られる。
気持ちわりー国だなって思うよ。
俺は東京都民じゃないけど、
もっと先にやらなきゃいけない事が沢山あるだろ!って思う。
長野五輪からなーんにも学んでない人間が多いねえ。
またボランティアという名前の安価な労働力として使われる都合のいい理想追い人が沢山出てくるんだろうなあ。
労働条件と自由さを売りに非正規雇用をバンバン雇って、
会社が潰れる程じゃないけど景気が悪くなったら経営側の給料を減らさない為や正社員の雇用を守る為に、
住む所が有ろうが無かろうが年収百万円だろうが二百万円だろうが「非正規だから」というだけで簡単に切る!、
今はそんな世の中ですって。
そんな世の中の端っこで生きざるを得ない人達はボランティアという安価で便利な労働力にはならないだろうね。
でも、そんなボランティアにお目めキラキラな人達もいるんだよね。
そういう人達が行政演出の盛り上がりに一役買う。
お上も民衆もどーかしてると思う。
自分の生活で精一杯の俺だけど、
この国を憂う気持ちはあるよ。
俺はこの国の行く末が心配です(-.-")凸