夜、帰宅したらオヤジ留守。
サッサとシャワー浴びて洗濯しようと思ったら、
居間の机の上のメモが目に入った。
「!」
どうやらオヤジが車屋(オヤジの従兄)に言って車の合い鍵を作らせたらしい。
この車屋にはオヤジの痴呆の事もアルコール依存症の事も、
110番や留置場の世話になった事も、
精神科医から車の運転にNGが出ている事も、
俺が車の鍵と免許証を預かっている事も、
要は全て話して協力を得ていた・・・ハズだった。
自動車保険の満期が近づくにつれてオヤジは車屋に相当しつこく相談してたみたいだった。
車屋が折れて、店の車をオヤジに運転させてみて、
大丈夫なんじゃないかって判断して合い鍵作ってしまったようだった。
俺に一切相談もなく!。慌てて車屋に電話したが「まあよく話し合って」だのと言いやがるので、
「アレが事故を起こしたら叔父さん責任取れるの?!」と言うも、
話しは平行線。
「叔父さんには協力してもらってると思ってたんですが、もう協力はしてもらえないのですね?!」で、
電話切った。
ダメ元で警察署行って車を預かってもらえないかと頼むも、
予想通り即答で断られる。
仕方なく春にも相談にのってもらった叔母さん(オヤジの妹)の家に行き、
車を預かってもらう事にした。
当然オヤジには内緒で。
が、今叔母さんが家に来てオヤジと話してる。
俺は自分の部屋に直行。シャワーは浴びたが、
仕事着の洗濯が出来ないでいる。
俺は関わらなくていいからって叔母さんは言ってくれたのだが、
聞こえてくる会話のトーンは、
叔母さんが優しく問いかけるもオヤジは聞く耳持たず「俺は正しいんだ」という感じ。
叔母さんもそんな話ししても無駄だから早く帰ればいいのにって正直思ってしまう。
もう俺は寝る。
明日の朝、早起きして仕事着を洗濯しきゃ。
明日は仕事中に時間作って、
また市の保健師に電話で相談してみよう。
どうせ役立たずだろうけど、
訪問してくれるだけでしばらくは大人しくなるだろう事に期待。
なんでこんな生産性の無い苦労をしなきゃならないんだろう?。
ウンザリする。
以下は、さっき居間に俺が置いたオヤジ宛ての走り書き。
『痴呆症なのに運転する事が前提の人に車の鍵を渡すような非社会的な事は出来ません。あなたが行動を改める以外に状況が変わる事はありません。話し合いの余地などありません』。